Dryad

Windows HPC Server 2008 R2 SP3で、ベータ版からリリース版へ格上げされる予定だった、Microsoft版のBig data用分散コンピューティング環境 Linq to HPC(旧 Dryad)が、まさかのディスコンになってしまいました。

Announcing the Windows Azure HPC Scheduler and HPC Pack 2008 R2 Service Pack 3 releases!

As part of this release we’ve also updated the preview version of LINQ to HPC, however, this will be the final preview and we do not plan to move forward with a production release.

Hadoop対抗として、よりインテリジェントなスケジューラやLINQで1行でかけるという、究極のショートコード思想が競争力があると思っていたので、非常に残念ですね。

we will focus our effort on bringing Apache Hadoop to both Windows Server and Windows Azure

とあるように、Microsoftのもう一つの分散コンピューティング環境にシフトする、ということです。Map Reduce/Hadoopの普及度が予想以上に高くなってしまったので、もはやアプリのHTML5化と同様に、独自技術で対抗する意味は無いと見たのでしょう。最近のMicrosoftは弱気というか、潔すぎですね。

このMS-Map Reduceともいえる技術はMicrosoft ResearchのDaytonaのことのようです。

Daytona - Iterative Map Reduce on Windows Azure

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今のところAzure専用のようですが、おそらくHPC Serverへの導入も考えられるのでは無いかと思います。

AzureといえばHbase相当のTable Storageがありますが、その仕組みがHPC Serverにそのまま降りてくるか気になります。